鍋料理と一緒に飲む「お酒」で脱マンネリを図る、という人も。鍋料理に合うお酒といえば、ビールや日本酒が定番だが、「鍋にはシャンパン」という新しい組み合わせを主張する動きも出てきている。最低気温が2度のこの日。都内でOLとして働くKさんは、友人とともに居酒屋ダイニングで「女子鍋会」を開いた。乾杯のお酒に選んだのはシャンパンの「モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)」。
「最近、鍋料理とシャンパンの組み合わせにハマっているんです。会社の飲み会で行った和食割烹で、お店の人に“シャンパンは色々な料理と合う”と教えていただいたのがきっかけ」とKさん。自宅でもよく「お鍋パーティー」をするというKさんや友人たち。そんなときも、持ち寄るお酒はもっぱらシャンパンだという。
「以前はサワーやカクテルを飲んでいましたが、甘いので飽きてしまって。シャンパンは香りもいいしスッキリしているので、飽きずに飲めるんです」。「今はシャンパンといってもいろいろな種類があるんですよね。意外と気楽に楽しめるお酒だったんだ、と驚いています」。
黄金の泡は女子会をさらに華やかに盛り上げてくれるのか、「鍋料理とシャンパン」の組み合わせは、一見知らぬ間にずいぶんと定着しているようだが……。
シャンパンといえば、一般的にフレンチやイタリアンにあわせるもので、“小洒落た女子が好む酒”というイメージが強い。Kさんたちが言うように、鍋などといった庶民的な料理と気楽に合わせられるものなのだろうか。ワインエキスパート、利き酒師、フードアナリストなど食関連の資格を複数もつ瀬川あずささんに聞いてみた。
ところが瀬川さんも前出のKさん同様に「和食と一緒にシャンパンをいただくのがお気に入り」なのだという。なぜ、「鍋とシャンパン」なのだろうか。
「実はシャンパンは、お鍋に限らず日本のさまざまな食べ物と相性がいいんです。シャンパンの特徴の一つは、瓶内二次発酵という製造工程。瓶の中でじっくりと発酵させることで、シャンパン特有の繊細な泡が生まれます。その発酵工程の際に生まれるシャンパン独自の香ばしい旨味が、和食によく使われる発酵食品と非常にマッチするんです」。
なるほど、日本には味噌、麹、醤油に鰹節といった発酵食材が豊富にあり、和食の基本ともいえる「出汁」もまた、旨味成分の凝縮形態だ。
Kさんの「鍋とモエ」について話すと、「モエ・エ・シャンドンは使われているブドウ品種のバランスが絶妙で、どんなお料理にも合うんです。キリッとした口当たりの後にふくよかな印象も残り、とてもエレガントな1本。どんな世代の方からも喜ばれるので、ホームパーティーの手土産としても最適」と、和食とモエ・エ・シャンドンの相性を俯瞰。
ちなみに、暖房や料理で温まった部屋の中でシャンパンを楽しむときは、アイスバケツなどを用意し、一番おいしく飲める温度の「9度」に保つことがポイントだとか。その適温をもっと簡単にキープできるよう、モエ・エ・シャンドンから、約2時間の保冷機能がついた「モエ アンペリアル ダイアモンドバック」が期間を限定して発売されている。これなら暖房が効いた部屋でも、シャンパンがぬるくなってしまう心配はいらない。
年末年始と集まりごとの多い時季の到来。家族と、仲間と、つけダレを工夫した鍋料理を楽しみながら、祝いの席にぴったりのシャンパンで乾杯!はいかがだろう。
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